この世のできごとについて、思うままに呟きます。


by zabu227
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

「共謀罪法案」から見えてくるもの(その3)

 自民党及び公明党が、国際テロ対策あるいはこれに関する国際条約批准を名目に、その目的を超えて、国民の思想・信条・宗教・情報等をも管理・統制の対象にすることが可能となるような法律を何故、今、制定しようとしているのかについては、前に述べたとおりである。

 つまり、国家あるいは特定の団体にとって都合のいい社会を作るための道具立てを、国会の構成が圧倒的に与党有利の情勢にあるうちにやっておきたいということだろうと推察できる。

 しからば、これに対する野党の動きはどうなっているのだろうか。
 それぞれ
   民主党 : 「民主党は対象を条約で定める本来の組織的犯罪に限定すべきだと主張
         しています。民主党修正案では、対象犯罪は306に減ります。」
   社民党 : 廃案に追込む
   共産党 : 廃案に追込む

となっている。

 この通り、社民党、共産党は当然のことながら、「共謀罪法案」そのものに問題ありとして、法案成立阻止の立場である。

 立場が微妙かつ曖昧なのが、民主党である。

 私には、この民主党の主張がさっぱり理解できない。
 中途半端であり、これでは自公案と五十歩百歩である。
 この「共謀罪法案・自公案」の何が問題とされているのか、もう少し勉強して出直して欲しい。

 対象とする法律の数の問題ではないのである。
 国民の様々な権利が侵害されることになるかどうかの瀬戸際にある、という視点が全く欠落していると言わざるを得ない。

 このことからしても、現在の民主党が政党としての基本的政策理念、立案能力及び戦略的思考に欠け、国をどういう方向に導こうとしているのかが見えてこず、与党との対立軸が明確ではないという批判が生ずるのは当然至極である。

 おそらく、今回の民主党対案は、前執行部の自民党応援団的立場の残滓ではないかと思われる。
 民主党は、このような状態では国政選挙において、主権者は積極的に民主党を支持し選択するという行動にでることはない、ということを肝に銘じるべきである。
[PR]
by zabu227 | 2006-05-05 23:16 | 共謀罪